「オマールの壁」「映画」「分析」[大学レポート]
こんにちは、ikkyoです!
今回は、「オマールの壁」
という映画について分析してみます。
01.映画の背景
イスラエルの面積は日本の四国程度で、
人口は880万人で、
この映画の社会的背景ではパレスチナ問題
があります。
よって、以下にパレスチナ問題
の経歴を簡単に説明します!
19世紀末 世界中に離散し迫害される
聖地パレスチナ(シオン)
にユダヤ人国家を作る
シオニズム運動が始まる。
第一次世界大戦中 イギリスはフランスと
ロシアにオスマン帝国
の領土分割を密約を
しながら、
ユダヤ国家建国を
約束するという
二枚舌外交をする。
(同時に二つの約束を
守ることは出来ない)
↓
ユダヤ人が移住した。
1947年 国連調停案により、
もともと人口の70%、
土地の90%がパレス
チナ人のものだったが、
56%の土地を
ユダヤに奪われる。
↓
パレスチナ難民発生
↓
土地を奪い返そうとするため
中東戦争に発展
しかし
土地をさらに奪われてしまう。
分離するための壁
がつくられる
に食い込んでいる。)
以上がパレスチナ問題と呼ばれる。
02.映画の分析
映画に出てくる石を投げる子供達は、
反感する人たちが起こした
石の革命を演出しています。
映画で使われる言語は、
ヘブライ語であり、
登場人物のナディアはナザレ生まれの
アラブ系イスラエル人で、
映画が公開された時は16歳でした。
主役のオマールはナディアよりは年上で、
ナディアのお兄さんと同い年で、
パン屋を営んでいて、イスラエルに対する
反抗心があることがわかります。
家族の中で年上が偉いという決まりがあるので、
ムスリムにとっての結婚とは極端に言えば
名誉殺害に値する。
そのため、オマールとナディアとの婚を
決意するまでにいろいろな
覚悟をしなければいけない。
それにもかかわらず、オマールの幼なじみが
ナディアを妊娠させ、秘密警察に脅されて
スパイを働いたという過ちを犯して
しまったので、オマールは
ショックを受けるはずです。
しかし、オマールはその後、
怒りを持ちつつも友人と
愛する人の幸せを一大事に思う
ために、最後は秘密を知っている
秘密警官を殺害する選択をしました。
オマールは過酷な選択を迫られるときに
常に人道的に正しいと思われる
選択をしているので、
人間の良心の象徴である。
それに比べてオマールの幼なじみと
ナディアは秘密警察の脅しにより、
自分たちの身を最優先して、
親友を裏切ってしまう
人間の欲を象徴している。
03.結論
この映画からはパレスチナ問題
の深刻さを知ることが出来る。
パレスチナ問題は、
普段触れないことなので、
事前に少し調べておくこと
をおすすめします。
パレスチナ問題を調べたあとに映画を見ると、
価値観の増幅につながります。
是非、他の映画も見て価値観や知識の
増幅を一緒に頑張りましょう!